こんにちは、もえぎです!
今回は、自分の生き方を考えさせられるきっかけになった「世界でいちばん貧しい大統領からきみへ」という本をご紹介します。
この本から教えてもらって変わった私の価値観についてお話しします。
私が本を読むきっかけについては、読書記録1回目の以下の記事でお話ししています。
世界でいちばん貧しい大統領からきみへ(著:くさばよしみ)の感想文
環境問題について議論するため2012年にブラジルで開催された国連会議で、当時のウルグアイ大統領ホセ・ムヒカさんのスピーチが世界中から注目されました。
彼は、給料のほとんどを寄付し、大統領の公邸には住まず、町から離れた農場で奥さんと質素な生活を送っていることから「世界でいちばん貧しい大統領」として有名になりました。
今回紹介する本は、そんなホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領が、日本人に向けて送ったメッセージが綴られています。
図書館で借りて読んだ本ですが、心のバイブルとして手元に置いておきたいなと悩んでいるくらい、おすすめの本です!!
残念ながらわたしたちは、働いて使い捨てる文明を持ってしまった。
世界でいちばん貧しい大統領からきみへ
そんな文明では、長持ちするものは作れない。
新しい物をたくさん売らないといけないからね。
よく考えてほしい。
世界でいちばん貧しい大統領からきみへ
きみが何かを買うとき、お金で買っているんじゃないってことを。
そのお金を得るために費やした時間で、買っているんだよ。
何かを購入するときに、「安いからいっか!」という理由で決めたことはないだろうか。
私は、たくさんありました。
「品質はいまいちだけど安いし。」とか「使ってみてイマイチだったら買い替えればいいか。」とか、そういった理由で購入して、すぐに使わなくなったものたち。
この本を読んで、私は、「物はお金ではなく時間で買っている」ことを学びました。
そして、今まで「安いからいっか!」と買っていた物たちは、お金の無駄遣いではなく、時間の無駄遣いだったんだと気づきました。
今は何か欲しいものができたとき、それが本当に欲しいものか、代替はできないかを考えます。
それでもほしい場合は、様々なものを見比べて、自分のお財布事情と相談しながらにはなりますが、ずっと使いたいと思えるものを購入するように心掛けています。
哲学は大学で学ぶだけじゃない、人生を通して抱き続ける問いなんだ。
世界でいちばん貧しい大統領からきみへ
哲学は、製品として売ることができないから市場では相手にされないが、哲学を持たなければ、世のなかにあふれているものごとから本物を見つけることはできないだろう。
私は、高価なものや、多くの人が言っていることが、本物ではないと思っています。
自分で調べて、考えて、見て、触れて、本物を見極める力を身に着けていきたいです。
追記
ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領が有名になるきっかけになった、2012年の国連会議でのスピーチを子ども向けの表現に意訳した絵本もあり、こちらもおすすめです。